居残り稽古

「稽古に来るのがいつぶりや?」
「1ヶ月ぶりです」
「なんて?」
「1ヶ月ぶりです」
はて?そうだっけ?

高校受験で稽古お休みします。
記憶ではそれからぶりなので
一年位経っているような…違ったか!

「入学式で新入生代表として
宣誓をすることになりました」
そんな話をしたっけとなると
1年も違うけど1ヶ月前も違うわ!笑

7年前は小学校3年生
4年生の時も
5年生の時も
6年生の時も
中1の時も
中2の時も
中3の時も
酷かったけど
小学校3年生の時は
本当に酷かった!

稽古前は隅っこでひとりぽつん
稽古が始まっても
喋らない声を出さない
稽古中に何度おらび怒鳴り散らしたか

それでもダメで
「今日から居残り稽古やるど」
そう言って始まった居残り稽古は
いつ終わるか
先の見えない不動立ち中段突き

大きな気合を出してない
腰が高い突きになってない
そんな理由で
永遠と続く不動立ち中段突き
時には200回以上突いた日もざらで
稽古後なのに
なぜだか稽古より厳しい居残り稽古

いくらやっても気合の見えない時は
手を挙げたし
「先生の家に連れて帰る」
そう言いながら引きずり回したし
わんわん泣いて
また突き直してを繰り返して
「お前が強くなったなって思った時に
卒業させてやる」

いつもそう言いながら
締めくくっていた居残り稽古

その時お父さん、お母さんはというと
他が帰って静まり返った稽古場の隅で
終わるのをじっと待っていました。

辛そうにしていても
ぶん殴られてても
引き摺り回されてても
何も言わず我が子と一緒に戦いながら
ずっと正座をして見守っていてくれました

背中からひしひしと伝わってくる
お父さん、お母さんの覚悟
その覚悟が本当に酷かった!

そっから変えてあげられたんだと思う
泣き叫ぶ我が子をほったらかすわけでなく
一緒に向き合って見守るという姿勢が
お父さん、お母さんにあったからこそ
居残り稽古を卒業できた今がある

今日の松前クラブの稽古前
「今日人数少な!」
そう子供たちが言っていたのを聞いて
「少ないとか多いとか関係ないわ!
どういう状況でも己の稽古を
しっかりしていくだけじゃないか」
と言いながらも
内心ちょっと少ないなーと
思っていたところに登場してくれて
なんだかスーパーヒーローに見えたぞ!

あの時の小学3年生が
今はこうなって先生を助けてくれるなんて…
なんだかしみじみです!

いくま、強なったのーまた一緒にがんばろで!

今、居残り稽古を
嫌がってやっている君たちへ
恨むなら先生ではなく
このお兄ちゃんを恨んでくれ!笑

復帰!

愛媛県随一の秀才学校に通い出して
2ヶ月が経ち
学校生活も慣れてきたとの事で
昨日から復帰
とても嬉しい気持ちに
させてもらいました!

空手という習い事が
どうしてもメインという
扱いにはならなくて
メインの習い事に対する
プラスアルファ的な役割
メンタルを鍛えるためという
サブ的な扱いになってしまう事が
多いと思う

そういった中で
一つの岐路である
中学への進学を迎えて
それでも空手を続けたい
続けさせたい
そう思ってついて来てくれる
生徒たちには
自分が小言を言う事も
自然と少なくなっていく
先生にやらされて来た精神修行から
自分で行っていく精神修行に
変わったからで!

空手が強いとか弱いとか
そんなもんはどうでもいいことで
真の強い人間を目指して
これからも怠ることなく
しっかりと空手の稽古を
頑張っていきましょう
己自身で!

おうすけ、頑張ろで!

拳道会 愛媛支部のみんな!
こころつよくなぁれ!

秀才学校に通うもうひとりの君は
いつ復帰してくれるのかな?
その日を楽しみにしてます!笑

卒業する生徒へ

一昨日、昨日と空手を卒業し
退会して行く生徒たちが相次いだ。

携わった日々は
7年、1年、2年と異なるが
どの子との別れも寂しい気持ちに
変わりはない。

稽古前、みんなの前で改めて
今日が最後の稽古になる事を説明し
最後までしっかり稽古をして帰るように!
そう託して稽古に参加させる。

稽古が始まると今日で居なくなるからと
もちろん妥協は許さない。

しっかり稽古に取り組んでいないと
怒鳴りおらび散らして緊張感を持たせ
それでもたるんでいる様であれば
やられて当たり前で手を挙げる。

最後までいつもと何ら変わらない対応で
稽古を進めて行く。

稽古後はみんなの前でお別れの挨拶
目の中をウルウルさせながら
今まで一緒に稽古をしてくれたことに
感謝を述べ
これからの自分の抱負を語り
残る仲間たちにエールを送り
「ありがとうございました」と
挨拶を締め括る。

何が正しいかなんて分からない中で
もがいて、悩んで、後悔して
毎日反省ばかりの空手教育だけど
それでも青少年育成と言う信念だけは
貫いて来たつもりの中で
旅立って行くこの子たちに
何か残る教育が出来てたかなーと
良い経験をさせてあげられたかなーと
涙ぐんでいる生徒たちを見ながら
ほんの少し安心させてもらう。

君たちが今まで習って来た空手は
心を強くするために習って来たもの
先生に怒鳴られても先生にぶん殴られても
それでも頑張ろうで
稽古を頑張って来た君たちだから
身につけたその強い精神力で
これからの人生を
しっかり乗り越えて行ってくれると
先生は信じてます!

らいき、さあや、ゆいと
ともき、こうすけ頑張れよ!



勇気をくれた仲間

まだ正式な連絡が届いていない施設もあるけど
愛媛県内7クラブが休会になって約2ヶ月
やっと稽古を再開できそうだ。

ちょうど一年前の同じ時期に
緊急事態宣言を受けて
2ヶ月もの間空手の稽古が出来なくなって
そこから一年をかけて
やっと元の雰囲気を取り戻したはずなのに…
正直、今回は少々心が折れそうになった。

「いつお前と友達になったんじゃ!」
子供たちがタメ口をきいてこようものなら
直ぐに圧をかけて敬語を使わせる様にする。

間違いなく友達では無い。
友達では無いけど
でも仲間だとは思っている。
それを言葉に出して言うことは決してないけど!
そんな仲間たちが居てくれるから
一からまた頑張って行こうと思う。

「別に怒ってるわけじゃない
ただお前の諦めた姿が嫌いなだけ
下を向いてないで次は頑張れよ」

子供たちにそう言われないように!
また頑張ろう!

善通寺クラブに通ってくれた1ヶ月
たくさん学んだことがあったし
たくさん伝えてあげられたことがあったし
何より先生が勇気をもらえた。

そんな仲間たちよ!ありがとう!