君が選んだ道

中学生になって
週末も部活が入り
稽古に参加するのも
なかなかの一苦労

先月は午後から部活だったので
稽古に参加して
少し早めに切り上げてで

空手と部活とを
両立させることが出来たけど
今月は土曜日の午前中に部活が入るため
新居浜クラブの稽古に
参加することが出来ないとのこと

「この後の香川の善通寺クラブに、
一緒に連れて行ってもらっても
良いですか?」

9月の昇段審査を控えて
本人なりに悩んで出した答えを聞いた時
嬉しい気持ちと、
ありがたい気持ちと
辛い道を選ばさせていることへの
申し訳ない気持ちとで
とても複雑な思いはあるけれど
君が選んだその道は
間違いなく君の未来を
強いものへとしてくれる
正しい選択になったと
先生が言い切ってやる

6年間、色々なことがあったな!

審査会が楽しみだ
それまでしっかりと
その気持ちを貫いてくれることと
信じてます

まだまだ一緒に強くなろう!
ゆあ、こころつよくなぁれ!

居残り稽古

「稽古に来るのがいつぶりや?」
「1ヶ月ぶりです」
「なんて?」
「1ヶ月ぶりです」
はて?そうだっけ?

高校受験で稽古お休みします。
記憶ではそれからぶりなので
一年位経っているような…違ったか!

「入学式で新入生代表として
宣誓をすることになりました」
そんな話をしたっけとなると
1年も違うけど1ヶ月前も違うわ!笑

7年前は小学校3年生
4年生の時も
5年生の時も
6年生の時も
中1の時も
中2の時も
中3の時も
酷かったけど
小学校3年生の時は
本当に酷かった!

稽古前は隅っこでひとりぽつん
稽古が始まっても
喋らない声を出さない
稽古中に何度おらび怒鳴り散らしたか

それでもダメで
「今日から居残り稽古やるど」
そう言って始まった居残り稽古は
いつ終わるか
先の見えない不動立ち中段突き

大きな気合を出してない
腰が高い突きになってない
そんな理由で
永遠と続く不動立ち中段突き
時には200回以上突いた日もざらで
稽古後なのに
なぜだか稽古より厳しい居残り稽古

いくらやっても気合の見えない時は
手を挙げたし
「先生の家に連れて帰る」
そう言いながら引きずり回したし
わんわん泣いて
また突き直してを繰り返して
「お前が強くなったなって思った時に
卒業させてやる」

いつもそう言いながら
締めくくっていた居残り稽古

その時お父さん、お母さんはというと
他が帰って静まり返った稽古場の隅で
終わるのをじっと待っていました。

辛そうにしていても
ぶん殴られてても
引き摺り回されてても
何も言わず我が子と一緒に戦いながら
ずっと正座をして見守っていてくれました

背中からひしひしと伝わってくる
お父さん、お母さんの覚悟
その覚悟が本当に酷かった!

そっから変えてあげられたんだと思う
泣き叫ぶ我が子をほったらかすわけでなく
一緒に向き合って見守るという姿勢が
お父さん、お母さんにあったからこそ
居残り稽古を卒業できた今がある

今日の松前クラブの稽古前
「今日人数少な!」
そう子供たちが言っていたのを聞いて
「少ないとか多いとか関係ないわ!
どういう状況でも己の稽古を
しっかりしていくだけじゃないか」
と言いながらも
内心ちょっと少ないなーと
思っていたところに登場してくれて
なんだかスーパーヒーローに見えたぞ!

あの時の小学3年生が
今はこうなって先生を助けてくれるなんて…
なんだかしみじみです!

いくま、強なったのーまた一緒にがんばろで!

今、居残り稽古を
嫌がってやっている君たちへ
恨むなら先生ではなく
このお兄ちゃんを恨んでくれ!笑